葬儀場で言ってはいけない言葉はある？

葬儀場で言ってはいけない言葉はある？

葬儀場での振る舞いには様々なマナーが求められますが、言葉使いもその一つです。一般的に縁起が悪いとされる表現は避けましょう。「大変」「死」やといったものは不吉とされます。特に葬儀場では生死に関する直接的な表現は好まれません。死を伝えたい時は逝去、生きていたについてはお元気な頃などと言い換えます。「浮かばれない」「迷う」は自然な会話の流れで言ってしまいかねませんが、これも注意しなければなりません。個人が成仏できないことを連想させるからです。死をはじめとする不幸な出来事はできるだけ起きない方が良いので、重ね言葉も言ってはいけません。「また」「再三」がこれに該当するので注意しましょう。さらに宗教によってはタブーとされる表現もあります。例えば人は亡くなってすぐに成仏するという考え方の浄土真宗では、冥土の旅が無事であるようにという意味を持つ「冥福」は使わず、個人は霊の状態にはないので霊前も不適切です。

葬儀場を選ぶときの注目したいチェックポイント

同じ葬儀内容であっても、葬儀場に支払う費用は異なるので、予算に合わせるだけでなく満足度が高いものにすることが大事です。要望に合った葬儀をするためには、相見積もりを行うことをおすすめします。見積もり書を請求したら、いくつか注目すべきチェックポイントがありますが、それは費用部分だけではありません。もちろん予算内におさめるために費用は重要なポイントですが、葬儀は内容も重要になります。スタッフが丁寧であるのか、これまで葬儀を行った豊富な経験があるのかということは、見積もり書の内訳を見たり説明を受けるときに確認できます。またチェックポイントとして、葬儀場が清潔で休憩場が広いのかも重要になります。清潔であるかどうかは当然のことですが、休憩場が広いということは参列に訪れる高齢者からの満足度も高くなるからです。葬儀は長くかかる場合もあるので、休憩場で足をのばしたり低めのソファが用意されていること、飲み物が充実していることが満足度につながるでしょう。